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奥多摩に行ってきた。
電車には意外と人が乗っていたけれど、御岳山で降りる人が多かった。


まだ東京都内だけれど、かなり最果て感がある。


この看板がたまらん。


鹿。

今回の目標は自転車で奥多摩湖の奥の方まで行くこと。地図で見ると、直線距離では奥多摩駅から奥多摩湖まで5kmくらい、そこから深山橋まで5kmくらい、チョロいね!と思ってたのだけれど、よくよく考えると道はかなりクネクネしていて、奥多摩駅から奥多摩湖まえ実際は10km、ほぼずっと登り。TREKKLINGというレンタサイクル屋さんで借りたのだけれど、そこで示しているモデルコースでも奥多摩湖まで行って戻ってくるルートになっている。これは結構大変かもしれないぞ、と直前になって考え直し、あまり無理せずに行けるところまで行くことにした。
自転車は電動アシスト付きのスポーツタイプを選択。河口湖を自転車で一周した時に、電動アシスト車を使えばめちゃくちゃ楽だ、ということに気づいた。我が家は車がなく、二人とも運転に自信がないのでレンタカーも乗る気がしなかったのだけれど、突如として電動アシスト自転車というオプションを発見したのだ。
TREKKLINGさんは非常に良いレンタサイクル屋さんだった。河口湖の時はただ自転車を貸してくれただけだったけれど、ルートの説明も丁寧で、サドルもうまく調整してくれて、結果、非常に楽だった。自転車も素人なのだけれど、もっとよく考えてちゃんと乗ってみようかという気にもさせられる。
ちなみに、ルート説明の時に「ここは間違えやすいから気をつけて下さい」と写真入り地図で説明された箇所で、ちゃんと間違えて引き返す羽目になった。馬鹿には何を行っても無駄である。

というわけで登り始めたのだけれど、自転車に乗っていると写真が撮れない。なるほど、こういうところにGo-Proなどの需要があるのか、と合点がいった。
しばらく国道を登ってからむかし道というルートに入る。むかし道はほとんど車が来ないので安全だけれど、国道は道幅が狭く歩道もほぼなく、車がびゅんびゅん来るので結構怖い。
それにしても、奥多摩湖周辺には本格的チャリンカーの人たちが沢山いる。あのピチッとしたモジモジ君風衣装の人たちだ。電動アシストも付いていないのに、わたしたちなど比較にならないスピードでぐいぐい登っていく。どうなってるんだ。ウチらはあくまでママチャリの延長やからな。


むかし道はのどかなルート。


早くも廃スポット。東京都水道局小河内線(水根貨物線)だ。


相当かっこいい。


しだくら橋という吊橋。途中まで行ったけれど、わたしは高い所が大嫌いなので引き返す。
自転車を漕いでいて崖下が見えるだけでイヤになる。


ああああ……勘弁して下さい。


それにしても絶景。


思ったよりアッサリ奥多摩湖にたどり着いた。小河内ダム。


ここにも水根貨物線の遺構がある。


奥多摩町境のガソリンスタンド


ここは廃屋かと思ったのだけれど、家の前にプランタや植木鉢があり、人の住んでいる気配もある。
ちなみに左の建物の左脇をググーッと登ると青目立不動尊という非常に眺めの良いスポットに至り、帰りがけに寄ることになる。


水と緑のふれあい館。広い駐車場があり、トイレ休憩に寄る。


奥多摩湖は正式には小河内貯水池(おごうちちょすいち)。ダム湖のせいかスワンボートもいない。釣り人はちょっとだけいた。釣り人はどこにでもいる。


ツバメがめっちゃくちゃいる。

どういう流れだか忘れたけれど、愛用のPowerShot G7 Xに連射機能があることに気づき、ダムの脇で飛んで蹴ってみる。
見よ、中年トルネード。




普通の二段蹴り。




写真に撮ってみると、思ったほど飛べていないことが分かる。寄る年波には勝てない。
でも長年稽古してきて実生活で役に立ったことが一度もないので良しとする。というか組手でも一度も出たことがないぞ。


ゆるキャラ「わさびー」。余りにも捻りのないネーミング、造形。まぁでも、ええんちゃいますの、これくらいで。

ここから奥多摩湖沿いのルートを進む。道は平坦になるけれど、車と一緒の道を走ることになるので結構怖い。
おまけに頭文字Dみたいな人たちがグワングワン言わせながら走ってくる。旧車会っぽいおじさんたちも来る。そして隊列を組んだモジモジ君チャリンカーたち。とりあえず後ろから誰か来たら即譲る、という方針で行く。


丹下堂というお店で鹿肉が食べられるという話を聞いて寄った。ちなみにここでも変な上り道に入って道に迷った。


鹿。鹿肉はもっと食べられるべきだと思う。おばちゃんによると「本当は生でも食べられるんだけど、東京都では禁止なのよ。あと10km行ったら食べられるよ」とのこと。その時は「へえ~そうなんですね~」と聞いていたけれど、鹿刺しは食べたことがある。昔働いたところにハンターの人がいて、会社に帰ってきたら駐車場で鹿捌いていた。美味しかった。


丹下堂さんのすぐそばにめいじや食堂の遺構がある。


走っていくと、奥多摩町河内の家もあった。


ここはドラム缶橋という名所。寄ろうかと思ったけれど時間的に厳しそうでパス。結果的にはここで遊ぶくらいの余裕はあったのでちょっと残念なことをした。


気合の入ったバイクの人たちが通る。


この家は朽ちた味わいがあるけれど、廃とまでは行かない感じ。時々人が来てるんじゃないかな。


さて、いよいよ奥多摩湖ロープウェイの遺構が現れる。
奥多摩湖ロープウェイは奥多摩湖最大の廃物件、東京都下有数のよく知られた遺構なのだけれど、北岸の川野駅は登ろうとしたところで近所の方に止められてしまった。勿論、中に入ろうなどという気はなく、行けるところまで行って外から写真を撮る程度で満足なのだけれど、ガラの悪いのも来るのか、結構警戒されている。


この食堂は廃かと思ったが、後で検索したところ同名営業店舗があり、実はやっているのか、移転前施設なのか不明。


奥多摩湖ロープウェイの支柱。

ここから深山橋を渡り南岸へ。


三頭山口駅もギリギリ近づいてみたけれど、高所恐怖症には無理。まぁ危ないので行かない方が良いです。怪我してもつまらないです。

ここから引き返す。


帰りがけに横道に入り、小河内小学校を遠くに拝む。
この辺でもう、電動アシストのバッテリがほとんど切れかけている。もともとエコモードで走っていたのだけれど、なるべく電源を切って、登りの時だけ入れるようにする。

と言いつつ、時間が余ってしまったので青目立不動尊への物凄い登りに挑む。この先に休み処があるらしいのだけれど、門も閉まっていて入れない。不動尊もどこにあるのか分からない。


ただ、猛烈に眺めが良い。


こういう所に住んでいる人たちは何を生業としているのだろう。農地もほぼないし、林業なのだろうか。

元のルートに戻り、むかし道を降りていく。


川合玉堂先生の歌碑があった。「こういうのどかな所でワシも歳をとったら暮らしたいものじゃ」的なことが歌われているらしいけど日本語が読めない。


むかし道を下る。


奥多摩寮があった。


なかなか見事な朽ち具合である。


自然に帰りつつある。


また水根貨物線の遺構。


奥多摩駅に戻り、にゃんこ兄弟を拝む。

半日自転車に乗って存分に堪能できた。距離・労力的には思っていた程でもなかったけれど、国道を走るのは怖い。
奥多摩から青梅の方に下っていって乗り捨てOKのルートもあるらしいので、今度はそっちも行ってみたいと思う。

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